2016年04月11日

博多織のはなし

おはようございます。
今朝は、また冬の気配。。。

昨日までの暖かさが心配で、コゴミを偵察に行ってきました。
出ています、、、伸びています。
今シーズン、初採り。

雪が少なかった分、早まっていますね。



博多織は770年もの歴史ある織物だそうです。

博多帯の締めやすさと憧れで手に入れた「博多献上柄」の帯。
博多織のはなし
この柄の意味を教えていただきました。

写真の帯の紫色の筋は「独鈷」、緑の筋が「華皿」です。
どちらも仏教に使われる仏具の名前ですよね。

武器から仏具に変化した独鈷を表した縞。

仏さまの供養の花を盛る華皿を表した縞。

そして、細い縞と太い縞を組み合わせた「親子縞」と「孝行縞」
太い縞が親を表し、細い縞が子を表すそうです。

太い縞の親に守られている縞が「親子縞」

細い縞の子に支えられている縞が「孝行縞」

平和、子孫繁栄などなど、人々の生活の無事の祈りが込められている柄なのです。

この話を聞くまでは、どちらかというと、
花柳界や粋筋のひとが使う帯と思っていましたが、
先に博多帯の意味があって、使われるようになったのですね。

帯を締めた場合、、、、
後姿は縦の縞になり、前は横縞に。。。
横縞は横幅を強調しそうで、どんな着物に締めたら、、、
思い切って賑やかな更紗柄の着物に締めてみました。

平面で見ているのと、実際に締めてみるのでは、違いますね。
スッキリと印象が締まりました。

きものと帯の取り合わせ。
面積的にはほんの少しなのに、印象がかわる帯揚げ、帯締め。

粋にも、野暮にも。。。無難にも、カッコよくも。。。
小物一つにも、手抜きはできません。

まだまだ、思うように取り合わせはできませんが、
「これで、いいや」ではなく、
「これが、いい」と選べる目を身に付けるべく、
心にとどめていきたいと思います。


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Posted by kimonodaisuki at 10:00│Comments(0)きもの こもの
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